モデルナ製“異物混入”一部使用中止
厚生労働省は、モデルナ製の一部の新型コロナウイルスワクチンについて、異物が混入しているとして、使用を中止すると発表しました。
厚生労働省によりますと、今月16日以降、モデルナ社のワクチンに異物が混入しているという報告が8つの接種会場から、あわせて39件、武田薬品工業に寄せられたということです。
異物が見つかったのは、同じ「製造ロット番号」のもので、それと同じ過程で製造されたものを含め、3つのロット番号のあわせておよそ160万回分の使用中止を呼びかけました。異物が何であるかは調査中ですが、これまでに、ゴム片が混入した例が海外で報告されているということです。
混入が報告された異物は、接種の準備段階で見つかり、異物入りのワクチンを打った人は確認されていません。
今回、使用中止にした3つのロット番号のワクチンの一部は、既に接種に使われているということですが、今のところ、健康被害の報告はないということです。