モデルナ製ワクチン安全性「重大懸念ない」
新型コロナウイルスのワクチンの副反応について検討する厚生労働省の部会は、9日、モデルナ製のワクチンでこれまでに17例の「副反応疑い」の報告があったものの、ワクチンの安全性に「重大な懸念は認められない」との見解をまとめました。
新型コロナワクチンの副反応を検討する厚労省の部会は9日、モデルナ製のワクチン接種が始まってから初めて、副反応疑いの報告について検討しました。
モデルナ製ワクチンは、先月17日から30日までで9万人あまりが接種を受け、このうち「副反応疑い」の報告が17例あったということです。
一方、「アナフィラキシー」の報告や、ワクチン接種後に亡くなったとの報告は、いまのところないということです。部会は、ワクチン接種を続けるにあたり、「重大な懸念は認められない」との見解をまとめました。
厚労省は、「現時点では、接種した人がまだ少ない上に高齢者から接種が始まっている。年齢別の副反応の状況について正確に評価できないので、引き続き分析していく」としています。