ワクチン接種訓練 アナフィラキシー対応も
来月に始まる高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種を前に、東京・千代田区では実際の接種会場を使った訓練が行われました。
千代田区役所で行われた高齢者向けの集団接種の訓練には、2つの医師会と薬剤師会、区職員などあわせて130人以上が参加しました。訓練の高齢者役には、持病や障害の有無なども細かい設定がなされていて、それぞれについてワクチン接種の一連の手順や、所要時間が確認されました。
また、接種後にアナフィラキシーショック症状を起こした場合の対応について、救命救急の専門医によるデモンストレーションも行われました。
千代田区・樋口高顕区長「机の上で考えている演習ではなくて、実際の現場で、シミュレーションを行うことの大切さが非常にあるなと、アナフィラキシーショックへの対応、ワクチンの調製、(接種後に)お待ちいただく時間、またその場所というのも、いろいろ工夫・課題が見えてきたと思います」
区は訓練の結果をもとに課題を洗い出し、より効率的な接種体制を構築したいとしています。