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水道橋“崩落”6万世帯で断水続く 和歌山

2021年10月5日 18:55
水道橋“崩落”6万世帯で断水続く 和歌山

3日午後、和歌山市の紀の川にかかる水道水を送る橋が折れ曲がり、崩落しました。およそ6万世帯でいまだ断水が続いています。

河川を監視するカメラがとらえた事故の瞬間。アーチ型の橋が、くの字に曲がり一瞬で崩落しました。

現場は、和歌山市の紀の川にかかる水道橋。この橋の先にあるおよそ6万世帯でいまだ断水が続いています。

梅パンの店・ピノキオ 笠畑幸荘店長「腎臓病・糖尿病の患者さんのパン作ってるんで、休業するわけにいかない」

断水地域のベーカリーは、他の地域から分けてもらった水を使い、なんとか営業にこぎつけました。

シャンプー台の水が出なくなってしまった理容室では。

理容室キムラ・木村茂雄さん「やかんの水ちょっと沸かした水でシャンプー1回くらいはできる」

このやかんとポリタンクの水で窮地をしのぐ考えです。

庭の雑貨屋Aruru・真砂左官代表「水洗トイレに水流すのにものすごく水いるから、使ってもらえたらありがたい」

雑貨店が井戸水を開放。

庭の雑貨屋Aruru・真砂左官代表「皆『助かった』と言ってもらえます」

断水はいつまで続くのでしょうか。現地を訪れた和歌山市の尾花正啓市長は「少なくとも9日(土曜日)には全世帯で供給できるようにする」と話しています。

5日から工事の準備を始め、隣の橋に仮の水道管を取り付ける予定です。