水道橋“崩落”6万世帯で断水続く 和歌山
3日午後、和歌山市の紀の川にかかる水道水を送る橋が折れ曲がり、崩落しました。およそ6万世帯でいまだ断水が続いています。
河川を監視するカメラがとらえた事故の瞬間。アーチ型の橋が、くの字に曲がり一瞬で崩落しました。
現場は、和歌山市の紀の川にかかる水道橋。この橋の先にあるおよそ6万世帯でいまだ断水が続いています。
梅パンの店・ピノキオ 笠畑幸荘店長「腎臓病・糖尿病の患者さんのパン作ってるんで、休業するわけにいかない」
断水地域のベーカリーは、他の地域から分けてもらった水を使い、なんとか営業にこぎつけました。
シャンプー台の水が出なくなってしまった理容室では。
理容室キムラ・木村茂雄さん「やかんの水ちょっと沸かした水でシャンプー1回くらいはできる」
このやかんとポリタンクの水で窮地をしのぐ考えです。
庭の雑貨屋Aruru・真砂左官代表「水洗トイレに水流すのにものすごく水いるから、使ってもらえたらありがたい」
雑貨店が井戸水を開放。
庭の雑貨屋Aruru・真砂左官代表「皆『助かった』と言ってもらえます」
断水はいつまで続くのでしょうか。現地を訪れた和歌山市の尾花正啓市長は「少なくとも9日(土曜日)には全世帯で供給できるようにする」と話しています。
5日から工事の準備を始め、隣の橋に仮の水道管を取り付ける予定です。