水道水を運ぶための橋が、崩落し勢いよく水が噴き出しました。この影響で、和歌山市ではおよそ６万戸が断水しています。先月の点検で異常はなかったということですが、何が…。

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和歌山市・紀の川に設置された国交省カメラの映像には、くの字に曲がり、川へ落ちていく橋が映っていました。直後とみられる映像では、水道管から水が噴き出していました。

３日、発生した水道水を運ぶための橋の崩落。この橋は、川の北側に水道水を送る唯一の供給路で、崩落により、市内のおよそ６万戸で断水が続いています。設置された給水所には、朝から長蛇の列ができていました。

断水した家では─。

断水した住人
「こんな状態。一瞬パニックになりましたね」

飲食店は、営業できない状況になっていました。

焼き肉店店主
「洗い物が残っている状態で、衛生面が気になりますね」

公立の学校や幼稚園も臨時休校になるなど、およそ１３万人以上に影響が出ている大規模な断水。

復旧の時期について、４日夜、市長は─。

和歌山市　尾花市長
「９日、土曜の早朝くらいから（水が）使用いただけると思う」

仮の送水管を設置し、暫定的な復旧を目指すと発表しています。

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市によると、崩落した橋は、１９７５年に造られたもので、先月行った目視の点検では異常はみられなかったということです。

和歌山市　尾花市長
「（耐震化工事を）震度７きても落ちないようにやってきた。老朽化はしているかもしれないが、落橋につながったかは考えにくい」

今後、専門家チームを立ち上げ、事故原因を調査するということです。