【台風7号】「十何年前すごい被害、頭から離れない」 16か所の避難所を開設、三重最南端の紀宝町の様子は…
強い勢力の台風7号は15日、紀伊半島にかなり接近し、上陸する恐れがあります。各地で線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。三重県の最南端にある紀宝町では避難所が開設されています。中継です。
三重県の最南端、台風の影響が強く心配される紀宝町です。今は、かなり雨、風が強くなってきています。風がブワーッと時折吹き、雨が激しく打ちつけてくる状況です。
紀宝町では16か所の避難所が開設されていて、その中で一番大きい施設にいます。許可を頂いて、皆さまのご迷惑にならないように少しお邪魔させていただきます。
14日午後5時現在、およそ20人が避難されていて、これから一晩、夜を明かされるという方が多くいらっしゃいます。
少しお話を伺います。
――きょうは、おうちから避難されてきたのでしょうか。
「十何年前に、すごい被害があったもので、それが頭から離れないから避難してきました」
――避難所に用意されてきたものはありますか。
「今晩と、あしたの朝に食べるおにぎりと、余分にパンをたくさん持ってきました。風が強いから、もし何かあったことを考えて」
――今、一番心配なことは何でしょうか。
「前は屋根が飛んだので、それが一番心配です。おうちに帰ったときに瓦が飛んでたら、どうしようと思って」
ほかにもお話を聞いていると、台風対策をして避難してきたけど、14日の夜が明けてから15日の朝、おうちがどうなってるか心配だと話す方が非常に多くいらっしゃいました。