日本年金機構「振込通知書」97万人に誤送
日本年金機構は、およそ97万人に対して別の人の振込金額などが記載された「年金振込通知書」を誤って送っていたと発表しました。
日本年金機構は、6日夜、緊急会見を開き、10月の支払いについて知らせる「年金振込通知書」について別人の振込金額などを記載して送付していたことが判明したと発表し、謝罪しました。
誤った内容が送付されたのは、愛知県、三重県、福岡県の45の市町村のあわせて97万人あまりの年金受給者で、記載されていたのは、別の人物の「年金の制度・種類」「基礎年金番号・年金コード」「振込先金融機関名と支店名」10月から来年4月までの年金額だということです。
名前や口座番号は記載されていなかったということで、機構は、個人情報の漏えいはなかったと説明しています。
通知書の作成と発送は、岐阜県の印刷業者「サンメッセ」に委託していて、印刷工程でミスが発生したということです。機構は、今月11日に、正しい通知書を送付するとしていて誤った通知書を受け取った場合は、同封された返送用封筒で送り返すか破棄するよう求めています。
この問題についての問い合わせダイヤルは、0120-002-730。月曜日から金曜日、午前8時半から受け付け、月曜日は午後7時まで火曜から金曜日は午後5時15分まで。第二土曜日は午前9時半から午後4時まで問い合わせに応じるとしています。