大型の鳥「エミュー」脱走 捕獲作戦
熊本県菊池市の観光牧場で飼育されていた大型の鳥「エミュー」が脱走しました。その数は20羽にも及び、逃げ回るエミューを捕獲する作業が続いています。
市の職員などおよそ40人態勢で行われたエミューの捜索。その姿をとらえたのは、7日午後1時頃でした。
道路脇の草むらにたたずむ逃げ出したエミュー。そこへ、牧場のスタッフや市の職員らが到着、ロープを使っての捕獲作戦が始まりました。
ゆっくりと距離を縮め、一気に捕まえようとしますが、大きく跳ねながら逃げ回るエミュー。茂みの奥へと姿を消しました。
エミューが逃げ出したのは熊本県菊池市にある観光牧場。「エミューが脱走して外にいる」と午前7時頃、住民から菊池市に連絡があり、市の職員が確認したところ、飼育していた54羽のうち20羽が脱走していたというのです。
熊本県菊池エミュー観光牧場・石津誠二さん「これが本当は固定しているんですけど、下に石とかが詰まってたみたいで、(エミューが)体当たりしてそのまま開いた」
檻の柵の留め具が緩み、逃げ出したとみられる20羽のエミュー。オーストラリア原産で鳥類の中では、ダチョウに次いで体が大きく最大2mにも達するという「エミュー」。翼は退化し、飛ぶことはできません。
通報から6時間後の午後1時すぎには、捕獲されたエミューが運ばれてくる様子も。
同じ頃、一度は逃げられた現場では、縄を投げるも、かからず。ならばと行く先を止め、大人4人で包囲。再び縄をかけようとしますが、すり抜けてしまいました。
草むらの上の道路へと逃げようとするエミュー。そして、ようやく捕まえることができました。
午後5時半時点で逃げ出した20羽のうち15羽が捕獲されましたが、5羽は逃げているということです。