「日暮里・舎人ライナー」運転見合わせ続く
7日夜遅く、千葉県北西部を震源とし、東京・足立区や埼玉県川口市などで震度5強を観測する地震がありました。この地震の影響で車両の一部が脱線した「日暮里・舎人ライナー」は現在も運転見合わせが続いています。
入場口はシャッターが閉まり、運休を知らせる張り紙が貼られています。利用者のみなさんは路線バスなどで目的地に向かおうとしていますが、台数が限られるため時折、バス待ちの列ができています。
現在、列はかなり解消されましたが、朝の時間帯は、近くの広場をぐるっと取り囲むような列ができていたということです。
東京都交通局によりますと、7日午後10時40分ごろ、「日暮里・舎人ライナー」の日暮里発、見沼代親水公園行きの列車が緊急停止し、先頭車両から3両目が脱線しました。
無人運転のため、緊急地震速報を確認した指令所の職員が非常停止ボタンを押したということです。この事故で乗客3人が軽傷を負ったほか、始発から全線で運転を見合わせていて、復旧の見込みはたっておらず、ほかの鉄道やバスで振替輸送が行われています。
通勤客「いま来たら(シャッターが)閉まってるので。なんとか乗れるかなと思って来たので(驚いた)」
また、国の運輸安全委員会は8日朝、現地に鉄道事故調査官を派遣し、事故の原因などを詳しく調べています。