１２日（火）は西日本では太平洋側を中心に晴れて夏のような暑さが続いたものの、北日本から関東地方にかけては気温が大幅に下がり、１１月並みの肌寒さになった所もありました。来週はさらに冷え込みが強まり、北海道では初雪の便りがあるかもしれません。

季節外れの暑さが続く西日本では、１２日（火）も１０月とは思えないほどの暑さとなりました。全国で最も気温が上がったのは、熊本・天草市牛深で、最高気温３４．０℃と１０月としては観測史上一番の暑さを記録しました。

また、連日の真夏日となっている熊本や鹿児島では、１２日（火）も午前中から３０℃を超えて、ともに１０月の真夏日連続日数の記録を更新し続けています。

１２日（火）は全国の気温の観測所の内、６４地点で３０℃以上の真夏日を観測しました。

一方、東北南部や東日本では雨が降ったりやんだりの一日となり、夏のような暑さから一転、大幅に気温が下がりました。東京都心では５日ぶりに２５℃を下回ったほか、前日真夏日となった金沢では最高気温が２０．３℃と１０月下旬並みの肌寒さとなりました。

さらに仙台では午後２時の気温が１５．１℃と、前日の同じ時間と比べて１１℃も下がるなど、各地で一気に季節が進みました。

１３日（水）は西日本の暑さは続きますが、東日本や北日本では１２日（火）と同じような気温となりそうです。中国地方から東北南部を中心に雨となり、一部で雷を伴った激しい雨が降る所もありそうです。

そして１７日（日）以降は上空の強い寒気が東北南部まで南下し、各地で一段と冷え込みが強まる予想です。

北海道・旭川では１８日（月）に雪の予報も出ていて、初雪の便りがあるかもしれません。遅れていた衣替えのタイミングも近そうです。