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若い男性“2回目”ファイザー製も可能に

2021年10月15日 17:10
若い男性“2回目”ファイザー製も可能に

モデルナ製の新型コロナワクチンを接種した若い男性に、ごくまれに心筋炎などがおきるとして、厚生労働省の専門家部会は、若い男性に情報提供した上で、2回目の接種はファイザー製に切り替えることも可能にすることを決めました。

専門家部会は、モデルナ製のワクチンについて、ファイザー製と比べると、10代と20代の男性で接種後の心筋炎などが疑われる報告の頻度が明らかに高いとして、1回目にモデルナ製を打った場合、「2回目はファイザー製も選べることとする」としました。

心筋炎などが疑われる報告は、ファイザー製では10代男性で、100万人あたり3.69件、20代男性で、9.62件で、モデルナ製では10代男性で、28.83件、20代男性で、25.65件でした。

なお、接種後の心筋炎はごくまれで、軽いことが多い上、新型コロナに感染して心筋炎が発生する頻度より低く、コロナ後遺症なども防げるため、専門家部会は、ワクチンのメリットがリスクを上回ると強調し、「全ての年代で、接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」としています。

厚労省は、心筋炎などの情報をリーフレットなどで提供する方針です。