眞子さん結婚後初 宮内庁長官が定例会見
28日午後、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さんが小室圭さんと結婚して初めて、宮内庁長官の定例の記者会見が行われ、長官は、「今後これまでとは違うご苦労があると思うが、2人で手を携えて力を合わせて乗り越えていっていただきたい」などと述べました。
宮内庁の西村泰彦長官は、定例会見で、26日、小室眞子さんが夫の小室圭さんとともに行った結婚会見について問われ、「体調が万全ではない中で、お考えやお気持ちをご自身の言葉で真摯にお述べになられた」として、「眞子さまがあそこまで苦しまれてきたことに、お支えする立場にある者として大変申し訳ない」と述べました。
そして、「今後これまでとは違うご苦労があると思うが、2人で手を携えて力を合わせて乗り越えていっていただきたい」とエールを送り、「お二人が静かな環境の中で生活できるよう、ぜひ皆さま方にもご協力をいただければありがたいと思っております」と述べました。
質疑応答が文書になったことについては、眞子さんの手元に質問が届いて考える中で、会見にのぞめないと思い、相談した医師も「やめた方がいい」と判断したということで、西村長官は、「ああいう形になったのは、私はやむを得なかったと思う」と述べました。
眞子さんが記者会見の中で、小室さんの母親の金銭トラブルへの対応について、「私がお願いした方向で進めていただきました」と述べたことについては、西村長官は、「私は詳細を承知していないので、答えを差し控える」とし、聞いたことがあるかについても、言及しませんでした。
また、今後の皇室の誤った情報やSNSなどへ対応する危機管理について問われると、西村長官は、「一つを否定すれば、否定しないものは本当なのかとなりかねない」「全ての報道に一つ一つ宮内庁の考えを発信していくことはかなり難しい」とのスタンスを示した上で、政府が今行っている取り組みの推移を見守りたいと述べるにとどめました。
一方で、宮内庁としての情報発信のあり方については、「時代の変化に伴って、今後どういうあり方がふさわしいのか研究していきたい」と意欲をみせました。