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“能登に生きる”つながり…断水続いた富山・氷見市で温泉施設再開 石川県から避難者受け入れも

2024年1月19日 17:44
“能登に生きる”つながり…断水続いた富山・氷見市で温泉施設再開 石川県から避難者受け入れも
能登半島地震から19日で19日目となります。富山県から、「news every.」藤井貴彦キャスターが中継。

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地震発生直後、私は輪島市など石川県の被災地を取材し、富山県に来るのは今回の地震が起きてからは初めてでした。富山県にも伝えなければならない現状があることを今回、改めて感じました。

ほぼ全域で断水した氷見市ですが、このあたりでようやく水が通ったのは、13日目。温泉施設の「氷見温泉郷総湯」は、その今月13日に営業を再開。その日には多くの方が訪れました。

利用者の中には、断水が続く七尾市など石川県内から来た方もいて、久しぶりにお風呂に入ることができたとお話しされていました。

七尾市から来た「(お風呂は)久しぶり、10日くらい入ってないです」「とにかく水がでないのが一番つらい、苦しい。お風呂入れないの、こんなにつらいものなんて」

石川県では避難所で厳しい生活を強いられている方が多くいますが、隣にある富山県は「2次避難先」として石川県の被災者の受け入れも始めています。そのためか、温泉施設の駐車場にも石川ナンバーの車も多くみられました。

七尾市から車で移動しても金沢市内に戻るより氷見に移動する方が近いですし、石川県、富山県という県単位ではなく能登に生きていると考える人もいらっしゃいます。

自治体を超えた地域のつながりが力を発揮しています。