教師にむけた生徒指導に関するガイドブック「生徒指導提要」が、およそ12年ぶりに改訂されることになりました。

こども基本法の成立や日々変化する学校現場の現状を踏まえ、議論が進められてきた「生徒指導提要」の改訂について、文部科学省の有識者会議は、改訂案をおおむね了承しました。

改訂案では、「こどもの権利」について明記されたほか、「性的マイノリティー」に関する項目も新たに追加され、配慮や支援の具体的な事例なども初めて盛り込まれました。

また、いわゆるブラック校則問題を受けて、校則をHPなどで公開することや、校則変更のプロセスを明示した上で児童生徒などの意見を聞くことが望ましいとしています。

およそ12年ぶりに改訂される生徒指導提要は、近く文科省が公表する予定です。