「のぞみ」期間限定“子ども無料”狙いは?
来週からJRの東海道新幹線と山陽新幹線の「のぞみ」で、子ども料金が実質無料になることが発表されました。期間限定とはいえ、大胆なキャンペーン。その狙いはどこにあるのでしょうか。
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お得なサービスの開始を前に東京駅では、鳥取に旅行に行く家族が「鳥取県の米子市まで。(旅行を)来週にしておけばよかった」と話していました。やや後悔の念を感じている理由は、来週から始まるサービスにあります。
JR東海とJR西日本は今月24日から来月19日まで、新幹線の「のぞみ」東京・博多間で、大人と一緒に乗車する12歳未満の子ども料金が実質無料となるキャンペーンを発表しました。
利用するためには、東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービスの会員であることや、チケットレスで乗車するなどの条件があります。
例えば東京から新大阪までの片道では、通常期、大人は1万4520円、子どもは7250円かかりますが、このうち子どもの料金が後日、クレジットカードに返金され、実質ただになる仕組みです。
東京・墨田区の錦糸公園で、子どもがいる親からは──。
3児の母
「子ども料金がかからないというのは大きいので、そういう部分では使ってみたい」
一方で、少し心配との声もありました。
1歳児の母
「密という観点からいうと、混むのかなという心配がなくはない」
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コロナ禍で新幹線の利用者が減少していた中行われる、期間限定のキャンペーン。JR東海などは、ぜひこの機会に家族や友人と利用してほしいとしています。