25日、神奈川県横浜市の民家の解体現場で、白骨化した成人の男性の遺体が見つかりました。遺体は布に包まれていたということで、警察は、男性が事件に巻き込まれた可能性も視野に捜査を進める方針です。

警察によりますと、白骨化した遺体は横浜市金沢区にある民家の解体工事現場で25日に、「人の骨のようなものが出てきた」と作業員から通報があり見つかりました。

警察が、27日にこの遺体の司法解剖を実施したところ、遺体は成人の男性で、死後数年以上経過しているとみられることがわかりました。男性は、上半身に服を着ていたものの下半身はオムツで、全身が布に包まれていたということです。

この民家には約10年前に兄弟が暮らしていましたが、このうち兄は去年、別の場所で病死していて、弟は行方がわかっていないということです。民家の解体は、この兄弟の親族の依頼で今月上旬に始まっていました。

警察は男性の遺体の身元の特定を急ぐとともに、死体遺棄事件の可能性も視野に捜査を進めています。