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冬の味覚「イチゴ」異変…パックの容量減も

2021年11月26日 19:47
冬の味覚「イチゴ」異変…パックの容量減も

冬の味覚「イチゴ」に異変が起きています。ハウスの温度を上げるための重油や、ハウスのシートや商品を入れるパックなどの資材も値上がりしていて、生産コストが全体的に上がっているということです。

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北海道の冬の一大イベント、「さっぽろ雪まつり」が来年の2月、2年ぶりに会場を設けて開催することが発表されました。

その北海道では26日、内陸部の名寄市では、今シーズン1番となる68センチの積雪になりました。平年のおよそ4倍の積雪ということです。市内では朝から雪かきに追われる人たちの姿が…。

地元住民「起きたら(雪が)ひざ以上にあったから、どこから手をつけていいのかわからない状態」

2歳の女の子は雪をぺろっとするなど、とても楽しそう。また、幌加内町朱鞠内では1メートルに迫る積雪となりました。

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こうした中、冬の味覚「イチゴ」に異変が起きています。栃木県那須塩原市のハウス農園では、クリスマスを前に「とちおとめ」が鮮やかに実っています。最近の冷え込みについては…。

菊池いちご園・菊池宏さん「(気温が)あまりにも下がりすぎると今度、暖房費がかさむので、そこは厳しいかなと思います」

ハウスの温度を上げるために重油を使っていますが、その価格が高騰。今シーズンの負担は40万円以上増える見込みだといいます。また、ハウスのシートや商品を入れるパックなどの資材も石油製品のため値上がりしていて、生産コストが全体的に上がっているということです。

さらにこちらの産地では、店頭に並ぶイチゴパックの容量を減らすことに。去年まで1パック280グラム程度でしたが、今年から10グラム減らし270グラム程度に変更したということです。

菊池宏さん「後継者が減ってきているので、生産量はどんどん減って農家の戸数も減っていく。(パックの)数を多く出したいのが私たちの願い」

1パックあたりの容量を減らす分、多くの人に届けたい思いがあるということです。

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一方、都内のリユースショップでは、オープン前からたくさんの荷物を持つ人の列が。開店後、店内の買い取りカウンターには次々とものが持ち込まれ、10分ほどで棚がほぼ埋まってしまいました。中には、カートに収まらないほどの量を持ち込む人も。

お客さん「衣替えをしまして、サイズが合わなくなったものとかもありまして。莫大(ばくだい)な量になってしまったということですね」

衣替えや大掃除の季節。今がまさに1年で最も忙しい時期だといいます。

トレジャー・ファクトリー広報 柳澤愛彩さん「SDGsなどの浸透によりまして、リユースに興味を持ってご利用される方が増えております」

さらに、「捨ててしまうよりは再利用してほしい」と、もったいない精神の高まりなどもあり、今年は商品の持ち込みが例年よりも増えているということです。