“市街地で大規模火災”想定の訓練 川の水を火災現場へ 東京・荒川区
今年で関東大震災から100年ですが、東京・荒川区では地震による断水を想定し、川から水をくみ上げ消火活動に必要な水を送る訓練が行われました。
29日、荒川区の隅田川沿いでは、首都直下地震などの大地震が起き、市街地で大規模な火災が発生したとの想定で訓練が行われ、東京消防庁や地元消防団、中学生などおよそ100人が参加しました。
地震で断水が起き消火栓が使えなくなった場合に備え、中学生らが隅田川からポンプを使って水をくみ、連結させて長さをおよそ900メートルに伸ばしたホースを使って、消火活動に必要な水を送り放水する手順までを訓練しました。
東京消防庁は、大地震がいつどのように起こるかわからないとした上で、「地域と連携して備えていきたい」としています。