厚労省・専門家会議“市中感染”に危機感
新型コロナウイルスの感染状況などについて分析する厚生労働省の専門家会議は、オミクロン株の市中感染が確認されたことを受け「感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある」と危機感を示しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「(これまでとの)関連性が確認されていない3名の方からオミクロン株が確認されて報告されました。今後、感染拡大というものが急速に進んでいくということも想定をすべき状況にある」
オミクロン株の市中感染が大阪で確認されたことを受け、専門家は、「他にもオミクロン株が入っている可能性はある」と述べ「次の流行が起きてもおかしくない状況」と指摘しました。
そのため専門家は、国内の急激な感染拡大を防ぐために、水際対策から国内対策へ重点を移していく必要があると述べました。
一方、デルタ株の感染が依然続いている国内の現在の状況について、感染者が増加していることに懸念を示し、ワクチン効果が下がる時期でもあるため、特に年末年始はできるだけ少人数で活動するよう訴えました。