飯塚繁雄さん死去受け、耕一郎さんらが会見
北朝鮮による拉致被害者家族会の前代表、飯塚繁雄さんが先週亡くなったことを受け、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんらが会見を行い、「これ以上、生きて会えない家族が増えることは許容できない」とあらためて訴えました。
14年にわたり家族会の代表を務めた、拉致被害者、田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんは先週、83歳で亡くなりました。
25日の会見には、繁雄さんが自分の子どもとして育てた八重子さんの長男、耕一郎さんや、繁雄さんから家族会代表を引き継いだ横田拓也さんらが出席しました。
田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(44)
「八重子さんと本当に会わせたいという気持ちがあったり、会わせられなかったのは、ただただ本当に無念、残念という気持ち。この先、同じように生きて会えない家族がこれ以上増えることは許容できません」
繁雄さんのひつぎには大好きだったお酒のほか、亡くなる直前まで救出活動の予定を書き込んでいた手帳がおさめられたということです。
また、横田拓也さんは、葬儀で繁雄さんの遺影を前に「覚悟をしっかりと受け継ぎ、必ず拉致被害者全員を取り戻す」と誓ったと明かしました。