aikoさん事務所に損害 元取締役の男(58)に懲役3年4か月の実刑判決「事務所の信頼裏切り私腹を肥やし悪質」 東京地裁
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シンガー・ソングライターaikoさんの事務所に損害を与えた罪に問われている元取締役の男に対し、東京地裁は3日、懲役3年4か月の実刑判決を言い渡しました。
aikoさんの事務所「buddy go」の元取締役・千葉篤史被告(58)は2016年から2019年の間、aikoさんのコンサートグッズの仕入れを水増し請求させるなどし、事務所におよそ1億円の損害を与えた罪に問われています。
東京地裁は3日の判決で、「千葉被告は、自らの指示で事務所に水増し請求させ、その水増し分の9割を自らに還流させていた」と指摘。
そのうえで、「事務所の信頼を裏切って私腹を肥やしていて悪質だ」として、千葉被告に懲役3年4か月を言い渡しました。
この裁判では、aikoさんが証人として出廷し、ライブのグッズなどについて決める場面では、「千葉さんが絶対に確認しないといけない決まりができていた」「すべてにおいて洗脳されていた」などと話していました。