ホタテの稚貝“大量死”1億8000万粒あまり…被害想定額約7億円 北海道・網走市
北海道・網走市にある能取湖で育成していたホタテの稚貝、1億8000万粒あまりが死んでいたことがわかりました。被害想定額はおよそ7億円にのぼるということです。
西網走漁業協同組合によりますと先月下旬、北海道・網走市の能取湖で、ホタテの稚貝が入った養殖かごを確認したところ、生産計画量の9割にあたるおよそ1億8000万粒が死んでいたということです。
稚貝は道東の主な産地に出荷する予定でしたが、めどが立たず、被害想定額はおよそ7億円にのぼります。
西網走漁協 ホタテ部会・大山和浩 副部会長「自分も30年以上養殖業に携わっていますが初めてです。ゼロです。今年は出荷する分が1つもありません」
大量死の原因は不明で周辺で同様の被害は確認されていないということです。
網走市では対策本部を設置し漁業者への支援や死がいの処理方法などを協議することにしています。