原敕晁さんを“北朝鮮に拉致”韓国籍の男、90歳で死亡 韓国側からICPO通じて情報
1980年に大阪市で原敕晁さんを北朝鮮に拉致したとして、国際手配されている韓国籍の男について、警視庁公安部は、韓国側からICPO=国際刑事警察機構を通じて、90歳で死亡したという情報を得たと発表しました。
大阪市の中華料理店で働いていた原敕晁さんは、1980年に宮崎県の海岸で消息が途絶え、その後の捜査で日本の警察当局は、原さんを北朝鮮に拉致したとして、韓国籍の金吉旭容疑者と北朝鮮の元工作員の辛光洙容疑者の逮捕状を取り、国際手配していました。
警視庁は22日、金吉旭容疑者について、ICPO=国際刑事警察機構を通じて、韓国警察から2018年3月13日に90歳で死亡したという情報を得たと明らかにしました。
警視庁は、死亡診断書などの書類の提供を求める手続きの準備を開始し、今後、金容疑者を容疑者死亡のまま書類送検する方針です。