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“統一教会”の霊感商法、35年間で「1237億円」 「地獄で苦しんでいる」…煽られ500万円超→違法判決 契約取り消しも

2022年7月29日 10:27
“統一教会”の霊感商法、35年間で「1237億円」 「地獄で苦しんでいる」…煽られ500万円超→違法判決 契約取り消しも

去年で3億円超が報告されている、“統一教会”の霊感商法をめぐる被害。35年間では1237億円に達します。最高裁が違法として損害賠償を認めた判例もあり、5年間は契約を取り消せます。困った場合は、消費者ホットライン「188」に相談してください。

有働由美子キャスター
「全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、1987~2021年の35年間で全国の弁護団などに相談された、いわゆる“統一教会”の霊感商法による被害額は、約1237億円でした」

「去年も、統一教会から購入させられたとして、印鑑21万円、つぼ70万円、絵画美術品70万円、献金約9000万円など、約3億3000万円の被害が報告されています。こうした被害に遭ってしまったら、どうすればよいのでしょうか?」

■“統一教会”の霊感商法に違法判決

小栗泉・日本テレビ解説委員
「裁判で賠償が認められたケースがあります。去年9月に最高裁で下された判決を見てみましょう。被害者は、夫に加えてがんで息子を亡くした当時57歳の女性です。“統一教会”の信者から勧められて、多くの支払いをしました」

「創始者の文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の『み言葉』、教えが書かれた『天聖経(てんせいきょう)』などに140万円、アメリカの研修施設建設のために63万円、教会に通うための受講料で18万円を投じました」

「また先祖供養代40万円、パートナーが亡くなっていても地上界と霊界とで教団に祝福してもらえる『霊肉祝福』に304万円などを支払いました」

「信者から『夫や息子が地獄で苦しんでいる』と何度も不安を煽られたり、『天聖経』を買う際には『霊界にいる息子の声を聞きたいでしょう。毎日読めば(亡くなった息子を)身近に感じますよ』と言われて、購入してしまったということです」

「最高裁は、こうしたやり方について『社会的に相当な範囲を逸脱した行為として違法と評価せざるを得ない』として、損害賠償を認めました」

有働キャスター
「もし『騙された』と思ったら、裁判するしかないということでしょうか?」

小栗委員
「“統一教会”に限らず、こうした被害に遭っても契約を無効にできるようになりました。2018年に消費者契約法が改正され、契約締結から5年間、取り消しができます」

「いわゆる霊感商法で、例えば『私は霊が見える。悪霊がついていて、そのままでは病状が悪化する。この数珠を買えば悪霊が去る』と言われて数珠を買わされたといった時に、取り消しができるようになりました」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「自分自身、1人で太刀打ちというのは怖いなと思ったので、弁護士や仲間に相談しながら向き合っていきたいです。こういう問題が起きた時に家族や親族だけではなかなか難しいのかなと思います。誰かにサポートに入ってもらいながら解決できるといいなと思います」

有働キャスター
「その1つの方法かもしれませんが、消費者ホットラインの全国共通の番号『188(いやや)』で、土日も相談窓口を案内してくれます。今こうしたトラブルに遭って困っている方、ご家族や友人が巻き込まれてどうすればいいのか?という方は、一度相談してみてください」


(7月28日『news zero』より)