加藤厚労相 オミクロン対応ワクチンを特例承認 3、4回目の接種で使用
オミクロン株に対応した改良型の新型コロナワクチンを加藤厚生労働相が12日、特例承認しました。
特例承認されたのは、ファイザーとモデルナがそれぞれ開発したオミクロン株BA.1と従来株、両方に対応した2価ワクチンと呼ばれるタイプの新型コロナワクチンです。
いずれも、「追加接種」つまり3回目、4回目の接種で使用できます。
接種の間隔は少なくとも5か月で、対象年齢はファイザー製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上です。
臨床試験では、従来のワクチンで4回目を接種した場合と比べて、オミクロン株への中和抗体の量がファイザー製では1.56倍、モデルナ製では1.745倍に増えることが確認されたということです。
部会では、「公衆衛生上、接種間隔の短縮も必要ではないか」といった意見も出たということで、今後、データを精査した上で、10月下旬までに、接種間隔を短縮する方向で再度、検討するということです。