3日午前6時半ごろ、石川県の能登地方で最大震度5強を観測する強い地震がありました。石川県珠洲市の今の様子を伝えてもらいます。中継です。

3日朝、震度5強を観測した珠洲市蛸島町です。

周辺にはいまだ、元日の地震で倒壊した家屋が手つかずのままとなっており、一部道路にはみ出した状態の建物なども見られます。

この周辺では、今回の地震による建物の倒壊は見られないということですが、となりの輪島市では、元日の地震で被災した住宅5棟でさらに倒壊が確認されています。

倒壊の危険性も考慮し、珠洲市では3月下旬ごろから公費解体の申し込みが始まりましたが3559棟の申し込みに対し、いまだ46棟しか解体が済んでいません。

元日の地震で納屋が被災したという男性は、仮設住宅で暮らしながら、再び倒壊しないよう頻繁に直しにきているといいます。

住民「震度5強だと、これだけ傾いていれば心配で見に来た。向こうも傾いているし、崩れる可能性のある傾いているところ、早く撤去しないと、いつ何時道がふさがれるか」

この男性もそうですが、取材する中で住民の多くが「1日も早く公費解体を進めてほしい」と話していたのが印象的でした。