住宅火災の死者急増「ストーブ」原因の出火多発、東京消防庁が注意呼びかけ
ことしに入り、東京都内で住宅火災による死者が増加しています。特に「ストーブ」が原因で出火するケースが多く、東京消防庁が注意を呼びかけています。
東京消防庁によりますと、ことしに入り東京都内の住宅火災による死者は29日までで15人いて、去年の同じ時期に比べて9人増えています。
出火原因は、ストーブに布団などが接触して出火するなど「ストーブ」によるケースが最も多く、「ストーブ」による火災の死者は去年1年間で8人だったのに対し、ことしはすでに5人に上っているということです。
また、死亡者が出た火災のおよそ半数では火災報知器がついていなかったということで、東京消防庁は火災報知器の設置を呼びかけるほか、「寝る時などはストーブを消し、近くに燃えやすい物を置かないようにしてほしい」としています。