運営側への「不信感」広がり…保育士“一斉退職”の意向 保護者からも心配の声 熊本・阿蘇市
熊本県阿蘇市にある認定こども園で“異例の事態”が起きました。保育士など、ほとんどの職員が退職する可能性があるといいます。
阿蘇市や関係者によると、この園には保育士など職員14人がいて、そのうち1人がすでに退職。11人が3月末に退職する予定だということで、残るのは2人だけに。退職の理由に挙げているのが、新体制となった運営側への“不信感”だといいます。
退職予定の職員
「理事長とのコミュニケーションが足らなくて、先生たち自体が不信感を持っていると思う」
この園では急に理事長の交代が知らされるなど、コミュニケーションが足りず、職員の間に不信感が広がったといいます。
保護者からも、園の運営に心配する声が上がっています。
保護者
「ちょっと不信に思いました。『大丈夫なのかな』っていうのはあって、子どもたちのこれからがちょっと心配で」
子どもの転園を希望する保護者もいるため、市は手続きを迅速に行えるよう対応していく方針です。