3人犠牲の土砂崩れから1年 多くの人が祈り 長崎・雲仙市
長崎・雲仙市で3人が犠牲となった土砂崩れの発生から1年です。現場では、多くの人が犠牲者に祈りをささげました。
災害発生現場には親交のあった人たちが訪れ、手を合わせていました。
去年8月13日未明、記録的な大雨が降った雲仙市では、大規模な土砂崩れが発生。民家2棟が全壊し、森保啓さん(67)と妻の文代さん(59)、長女の優子さん(32)が亡くなりました。
一家をしのぶ市来勇人さん。優子さんと共に観光活性化に取り組んできました。
市来勇人さん「あれから1年たつんだなと思って。長いようで短かったが、きょうという日を忘れないようにしっかり前に進む」
同じ日に崩落した観光名所、八万地獄について、雲仙市などは緑地化しながら斜面を安定させる工事を年内に開始させ、にぎわい創出の中心点にしたいとしています。