名物「坊っちゃん列車」全便運休へ 観光シンボルに深刻な危機…背景に“運転士”不足 愛媛・松山
愛媛県松山市の観光のシンボル「坊っちゃん列車」は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する蒸気機関車をモチーフにした列車です。高らかに汽笛を響かせ、松山市の中心部と道後温泉などを結ぶ路線を走行。土・日・祝限定で1日8便運行されていました。
観光客や子どもたちから親しまれてきましたが…坊っちゃん列車を運行する伊予鉄グループは、11月3日から当面の間、全便運休すると発表しました。
背景にあるのは、運転士不足です。
伊予鉄グループは、市内を走る路面電車なども11月から大幅に減便するということです。「運転士不足は、非常に深刻な状況です。できる限り利用者の皆様に影響が少ないように調整したので、ご理解いただきたい」としています。