×

「がんで闘病中」「夫が残した財産を寄付したい」…横手市の60代男性 現金約786万円をだまし取られる

2025年3月12日 17:52
「がんで闘病中」「夫が残した財産を寄付したい」…横手市の60代男性 現金約786万円をだまし取られる

「自分はいま、がんで闘病中だ」「夫が残した財産を寄付したい」というSNSに届いたメッセージをきっかけに、横手市に住む60代の男性が、現金約786万円をだまし取られました。

横手警察署の調べによりますと、去年6月、横手市に住む60代男性のSNS・Facebookのアカウントに、オーストラリアに住む日本人女性を名乗る相手から連絡があり、やりとりをするうちに、親近感を持つようになりました。

その後、相手から「自分はいま、がんで闘病中だ」「夫が残した財産を寄付したい」などと言われ、「寄付の手続きを手伝ってくれたら、お礼に財産の30パーセントをあなたにプレゼントする」という申し出を引き受けた男性は、財産を入れた荷物の輸送料や税金などの名目で、運送会社や弁護士を名乗る相手から現金を要求され、先月までに合わせて8回、指定された個人名義の口座に約786万円を振り込み、だまし取られました。

さらに11日、運送会社を名乗る相手から「荷物が秋田空港に入った」というメッセージで、さらに230万円の税金を要求され、不審に思い、警察に相談、被害が分かりました。

最終更新日:2025年3月12日 18:55
    秋田放送のニュース