「ここは階級社会だ」「もっと早く出勤して先輩たちの机をふけ」秋田県警本部の警部補をパワハラで処分
部下にパワハラをしたとして県警察本部の50代の男性警部補と40代の男性巡査部長が処分されていたことがわかりました。
このほか、事務手続きの誤りを隠ぺいしようと公文書を捨てた20代の女性巡査も処分されています。
県警察本部によりますと県警の50代の男性警部補は、去年3月から約4か月の間、部下1人に対して複数回、「ここは階級社会だ」「もっと早く出勤して先輩たちの机をふけ」などと業務以外の仕事を強いるパワハラをしたほか、その部下の家族の名誉を傷つける不適切な言動を繰り返しました。
警部補は県警の聞き取りに対し「発言は認めるがパワハラの認識はない」と話しているということです。
警部補は先月19日付で本部長注意の処分を受けました。
1時間以上立たせた状態で説教「育てるつもりで指導していた」40代巡査部長を所属長注意
また、県中央部の警察署の40代の男性巡査部長は、去年3月から秋ごろまでの間に、部下に対して「仕事をなめているのか」などと激しく叱ったほか、1時間以上立たせた状態で説教をするなどのパワハラをしました。
「部下が仕事でミスを繰り返したため感情的になった」「育てるつもりで指導していた」と、弁明しているということです。
巡査部長は先月17日付で所属長注意の処分を受けました。
「事務手続きの間違いがばれたくなかった」捜査に関する公文書20枚あまりを捨てた20代の巡査は本部長注意
このほか県中央部の警察署の20代の女性巡査は、捜査に関する情報提供を依頼する公文書20枚余りを捨てたとして先月19日付で本部長注意を受けています。
「事務手続きの間違いがばれたくなかった」という趣旨の説明をしているということです。
また、去年8月の深夜に大潟村の駐在所で火事を起こした60代の男性警部補は、先月26日付で本部長注意を受けました。