県警察本部が、定期人事異動を発表しました。

増加している詐欺への対策や、高校文化部の全国規模のイベント開催に備えた警備体制強化などに重点を置いています。

県警察本部の春の定期人事異動は、去年より127人多い1126人が対象です。

増加している詐欺への対策や、匿名・流動型犯罪グループ・トクリュウに対する捜査体制の強化のため、組織犯罪の担当部署を4人増やして、約30人体制にするほか、来年秋田で開催される全国高校総合文化祭などに備えて、警備を担当する部署を11人増やして、約20人体制にします。

定年が61歳に引き上げられた今年度は、対象となった40人のうち30人が再任用を希望しました。

幹部の主な異動です。

刑事部長に髙橋等氏、生活安全部長に角田進氏、警備部長に下田淳一氏が就任します。

秋田中央警察署長には、加藤和司氏、県警察職員を取り締まる警務部首席監察官には畠山洋氏が就くことになりました。

組織の再編や、この春の県知事選挙と市と町のトップを決める選挙に向けた早期の体制構築などのため、異動は例年より半月あまり早い3月7日に発令されます。