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旅行支援制度の助成金約170万円を不正に受給した疑い 鹿角市の宿泊施設運営会社の社長など3人を逮捕

2025年1月29日 18:00
旅行支援制度の助成金約170万円を不正に受給した疑い 鹿角市の宿泊施設運営会社の社長など3人を逮捕

県の旅行支援制度の助成金約170万円をだまし取ったとして、鹿角市にある宿泊施設を運営する会社の社長や社員など3人が詐欺の疑いで逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、鹿角市にある宿泊施設「五の宮のゆ」を運営する東日本観光の社長、藤原サダ子容疑者77歳、社員で経理を担当していた根本智恵容疑者56歳、それに、元パート従業員の平野実穂容疑者40歳の3人です。

警察の調べによりますと、3人は、おととし1月から4月にかけて、約30回にわたり、県の旅行支援制度で宿泊客数と日数を偽って申請し、助成金約170万円をだまし取った疑いが持たれています。

偽りの申請は合わせて1100泊分に当たります。

警察は「捜査に支障がある」として3人の認否を明らかにしていません。

東日本観光の当時の社長は、おととし、秋田放送の取材に対し、不正受給を認めたうえで「新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなり、助成金は運営資金にあてていた」などと釈明していました。

県と鹿角市の調査では、東日本観光が不正に受け取った助成金は合わせて約4400万円にのぼっていて、警察は、今回の容疑以外の申請についても調べを進めています。

最終更新日:2025年1月29日 18:31
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