クマに会ってしまったら…?児童が対策を学び理解を深める特別授業
美郷町の小学校で、今年も目撃が相次ぐクマについて理解を深める特別授業が開かれました。
県 自然保護課 近藤麻実さん
「いざクマと会ってしまったらどうしたらいいのか、会わないためにはどうしたらいいのか、ちゃんと私たちが知っておかないと、自分の身を守れません」
美郷町の仙南小学校で開かれた、特別授業。
クマへの理解を深め、人身事故を未然に防ごうと、全校児童を対象に行われました。
県のクマ専門職員、近藤麻実さんを講師に招き、クマの生態や人身事故が起きる原因などを紹介しました。
近藤さん
「これまで秋田県で起きたクマの事故を分析してみると、割合はほとんどクマがびっくりしちゃって起きている事故。もう近くで人にはって会って、わーびっくり、逃げなきゃ、倒して逃げるっていう。なので、クマにここに人がいますよっていうことを教えてあげてください。音を出すとか、ランドセルに鈴をつけるとか」
そのうえで、万が一クマに襲われそうになった場合の対処方法も学びました。
近藤さん
「避難している時間もない、もうやられそう、だめだなってなった時は、防御姿勢というのがあります。顔や頭を守る、そんなポーズです。クマの攻撃は首から上に来ることがすごく多いです」
今年、仙南小学校の学区内ではクマの目撃はありませんが、去年秋には合わせて9件ありました。
学校では、クマへの学びを深めながら児童の安全確保につなげていきたいとしています。