知事の“けなす発言”が発端 秋田と四国の合同PRイベント開催
先月、佐竹知事が「貧乏くさい」「うまくない」と四国の食や酒をけなす発言をしたことに端を発した、秋田と四国の合同PRイベントが東京で行われました。イベントには佐竹知事も愛媛、徳島の知事などとともに参加し改めて自らの発言を謝罪。今後の連携や協力を約束しました。
イベント向けに準備されたのは各県の特産品を詰め合わせたセットです。秋田からは電子レンジで調理できるきりたんぽ鍋。そして愛媛のじゃこ天も入っています。「なかよしセット」と名付けられ、値段は3500円で50個限定で用意されました。
四国の知事からの提案もあって実現した今回のイベント。佐竹知事の不適切な発言が多くのメディアで取り上げられたこともあってイベントの30分前から買い求めるの行列ができました。中にはじゃこ天ときりたんぽ鍋をあしらったおそろいのTシャツをきている人たちの姿も。15日のイベントに合わせて愛媛県人会が制作したというTシャツです。
注目が集まる中、イベントには佐竹知事それに愛媛の中村時広知事と徳島の後藤田正純知事も駆けつけました。改めて謝罪した佐竹知事に対し四国の知事らは「一緒に力を合わせて互いを認め合っていきましょう」などと話しました。
販売開始前に行列が50人に達し「なかよしセット」はあっという間に完売。買えなかった人たちには知事たちが観光パンフレットを手渡し、PRしました。
佐竹知事の76歳の誕生日と重なった15日の合同イベントは四国各県の取り計らいで和やかに終了しました。このあと東京にあるそれぞれのアンテナショップでのコラボ企画も予定されています。改めて発言を謝罪した佐竹知事。四国各県と今後の連携や協力を約束しました。