児童 自分たちの住む大地の成り立ち学ぶ
貴重な地形や地質を持つふるさとの自然公園、ジオパークについて児童が学ぶ特別教室がにかほ市で行われました。自分たちの住む地域の大地の成り立ちを教わった子どもたち。身近なものを使った実験も行われ、理解を深めました。
特別授業はにかほ市の平沢小学校で行われ6年生49人が参加しました。
講師は火山を専門とする秋田大学の林信太郎名誉教授です。特別授業のテーマは鳥海山・にかほ市の大地の成り立ちについて。鳥海山周辺と山形の飛島エリアは貴重な地形や地質を持つ自然公園、ジオパークに認定されています。 児童は自分たちが住む地域がどうやってできたかを教わりました。
平沢小学校のあるにかほ市沿岸には鳥海山の土砂が流れ込んだ際に出来たという小高い丘が数多くあります。林名誉教授は、砂や水、それにマッサージ機を使って実験を行い、丘ができた仕組みを解説しました。
普段の理科の授業で、地震や火山について学んでいる子どもたち。楽しみながらふるさとの成り立ちを教わりました。
参加した児童は「自分の住んでる地域が火山によってできたこと、これによって色々地球が変化してきたこと、これを踏まえてもっと火山について勉強したいなと思いました」などと話していました。
主催した鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会は教わったことをきっかけに、ふるさとにより関心をもって理解を深めてもらえればと話していました。