訪問介護先の男性が特殊詐欺の被害にあうのを未然に防いだとして、ホームヘルパーの女性らに感謝状が贈られました。

25日、警視庁多摩中央署から感謝状が贈られたのは、ホームヘルパーの久野ゆりゑさんと勤務先の老人ホームの職員です。

警視庁によりますと、先月、久野さんが介護を担当する高齢男性の自宅を訪問すると男性が何度も電話をしたのち、通帳などを取り出し「息子がお金を取りに来るので銀行に行かなければならない」と慌てていました。不審に思った久野さんは、勤務先の老人ホームに男性の息子に連絡するよう依頼し、詐欺だと見抜いたということです。

久野ゆりゑさん「困ったときに話をしてくれたりとか（その関係が）大事なことかなと思います」

警視庁は「不審な電話があれば一人で悩まず警察に連絡してほしい」と呼びかけています。