両陛下 太平洋戦争で犠牲「戦没・殉職船員追悼式」に出席
天皇皇后両陛下は24日、太平洋戦争で犠牲となった民間の船の船員らの追悼式で、慰霊されました。
天皇皇后両陛下は24日午前、神奈川県横須賀市で行われた「戦没・殉職船員追悼式」に出席されました。
太平洋戦争では、民間の船が軍に徴用され輸送船などで使われる中、6万人あまりの船員が命を落としました。
天皇陛下「先の大戦の記憶が薄れようとしている今日、我が国の平和と繁栄が、戦没・殉職船員を始めとする多くの人々の尊い犠牲の上に、国民のたゆみない努力によって築き上げられてきたものであることを、決して忘れてはならないと思います」
両陛下は黙とうをささげて「戦没船員の碑」に花を供え、式典後は遺族の話に耳を傾け、「大変な思いをなさってきたでしょう」と言葉を掛けられました。