天皇皇后両陛下がルーマニア大統領夫妻と面会 ウクライナについて話される
天皇皇后両陛下は、皇居・御所で、ルーマニア大統領夫妻と面会し、ウクライナについて話されました。
天皇皇后両陛下は7日午後、来日中のルーマニアのヨハニス大統領夫妻を御所の車寄せで出迎え、握手を交わされました。
懇談は4人で丸テーブルを囲み、30分あまり行われました。
ルーマニアは隣国であるウクライナから多くの避難民を受け入れていて、大統領が人道的な観点から彼らの生活などの支援をしていると話すと、天皇陛下は、大統領の支援に敬意を表した上で、「戦争により、多くの人たちが亡くなっていることに心を痛めています。一日も早く平和が戻ってくることを心から願っています」と話されたということです。
また、皇后さまは「ルーマニアでは、日本への関心が高く、日本語を勉強している人たちも 多いと伺っています」と述べ、高校の教師をしている大統領夫人が「自分が教えている高校では、日本の高校生たちとの交流のプロジェクトがある」と説明をすると、陛下は、「両国間の生徒たちの交流が長く続くことを期待しています。お互いの国への関心が、人と人との交流につながっていくことが重要だと思います」と話されたということです。
見送りに出た両陛下は、車が見えなくなるまで手を振り、その後、ルーマニアからの同行記者たちとも言葉を交わされていました。