多くの人が避難した日和山「鹿島御児神社」で献花 東日本大震災から12年…宮城・石巻市
東日本大震災の発生から、きょう11日で12年です。被災地は鎮魂の一日を迎え、復興へ多くの課題が残されたままです。宮城県石巻から中継です。
震災当時、多くの人が避難した石巻市日和山の「鹿島御児神社」では、多くの人が献花に訪れました。
昇る朝日に手を合わせた、きょう11日。震災から12年、宮城県内各地で犠牲者に祈りがささげられました。
宮城県では、震災で9544人が亡くなり、いまも1213人の行方が分かっていません。県内で最大の犠牲者が出た石巻市では追悼式典が行われました。
「まだ母親が見つかっていないので、どんな小さな骨でも見つかってほしい」
石巻市日和山の高台は12年前、多くの方が津波から避難し、一夜を過ごした場所です。当時この場所にいた方は「黒い波が一気に町をのみこんだ」と話されていました。
被災地では震災遺構での語り部など、教訓を未来に伝える活動が続けられています。