熊崎勝彦さん(80)死去 東京地検特捜部長、NPBコミッショナーなど歴任
東京地検特捜部長やプロ野球の日本野球機構のコミッショナーなどを務めた、弁護士の熊崎勝彦さんが亡くなりました。80歳でした。
熊崎勝彦さんは岐阜県の出身で、1972年に検事に任官し、東京地検特捜部在籍中には、リクルート事件や自民党の金丸元副総裁の脱税事件などを手がけました。
1996年には特捜部長に就任し、旧大蔵省の接待汚職や4大証券の利益供与事件などの捜査を指揮しました。
熊崎勝彦さん「捜査官はですね、取り調べる権限と共に真実を発見する義務があるわけですから」
退官後は弁護士として活動し、NPB(=日本野球機構)のコミッショナーや、日本テレビの客員解説員を務めていました。
家族によりますと、熊崎さんは今月13日、心不全のため亡くなったということです。