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外環道トンネル陥没 住民が抗議活動 NEXCO東日本などがトンネル真上の家屋の一部で解体工事

2023年1月24日 16:17
外環道トンネル陥没 住民が抗議活動 NEXCO東日本などがトンネル真上の家屋の一部で解体工事

2020年に外環道の地下トンネル工事により、東京・調布市の住宅街で道路が陥没した問題で、NEXCO東日本などは先週から地盤補修のためにトンネルの真上の家屋の一部で解体工事を始めていました。これに反発する住民は24日、事前の詳しい説明がなく不意打ちだと抗議活動を行いました。

家屋解体工事に反対する住民は24日午前10時から抗議活動を行いました。

この場所では2020年10月、外環道の地下トンネル工事により、真上の道路が陥没し、その後も、地中に複数の空洞が見つかっていました。

NEXCO東日本などは緩んだ地盤の修復工事を進めていて、トンネル真上の約40軒の家屋にも立ち退きを求めていますが、今月17日からは一部の家屋でガス管などから解体を始めていました。

住民によりますと対象の家屋のおよそ半数は立ち退きに合意していないということです。

外環被害住民連絡会・調布 河村晴子共同代表「解体工事はいつ始めるという話は最初なかったです」「持ってきたチラシは車の通行止めをしますというチラシ」「(車の通行止めは)全然、家屋解体に結びつかないので(周辺の住民は)ご存じないと思います」

住民によると、解体工事の開始について詳しい説明がなかったということですが、工事に伴うとみられる、交通規制が行われる予定だった24日午前、工事業者は現れませんでした。

住民らは解体工事による振動や騒音、そして工事に伴うさらなる事故に不安があるとして「一方的な工事着手に抗議し、改めて話し合いを求める」と訴えています。