鹿児島・与論町に大雨特別警報 最大級の警戒呼びかけ
沖縄地方と奄美地方では8日夜から猛烈な雨が降っている所があります。気象庁はこれまでに経験したことのないような大雨となっているとして午前2時40分に鹿児島県与論町に大雨の特別警報を発表しました。
大雨の特別警報が発表されたのは、鹿児島県奄美地方の与論町です。
奄美地方や沖縄県本島地方の北部では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていて、与論町付近では9日午前1時までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出されました。また与論町ではこの24時間の雨量が600ミリに迫る記録的な大雨となっています。
気象庁は与論町では、これまでに経験したことがないような大雨となっていて、何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、最大級の警戒を呼びかけています。
気象庁はこのあと午前3時40分から記者会見を開くことにしています。
また暖かく湿った空気の影響で、沖縄本島地方でも猛烈な雨が降っていて記録的短時間大雨情報が相次いで発表されています。
沖縄県内では日付が変わってから10回以上の記録的短時間大雨情報が出されていて東村付近や名護市付近、大宜味村付近で相次いで発表されています。
気象庁は沖縄本島地方でも、9日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒を呼びかけています。