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電力“ひっ迫”続く…勿来火力発電所“全面復旧”に数日か

2022年6月30日 14:06
電力“ひっ迫”続く…勿来火力発電所“全面復旧”に数日か

政府は30日も東京電力管内に「電力需給ひっ迫注意報」を発令しています。そうした中、福島県にある勿来火力発電所9号機が設備トラブルで停止していて、夕方までに出力を落として運転再開を目指すとしています。

東電管内では30日も電力の余力を示す「予備率」が5%を下回る見通しで、政府は「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。

午後4時半から5時までの間は、予備率が安定供給に必要とされる最低限の3%ちょうどと、非常に厳しい見通しです。

こうした中、30日午前3時頃に東電管内にも電力を供給している福島県の勿来火力発電所9号機で設備トラブルがおき、運転を停止しています。

発電事業者によると、午後3時に一部の復旧作業を終え半分程度の出力で運転を再開させる予定ですが、全面復旧には数日かかるとみられています。

一方、千葉県の姉崎火力発電所5号機は、午前10時45分に運転を再開しました。

これにより東電管内の予備率がおよそ1%改善すると見込まれ、厳しい電力需給の改善が期待されています。

経産省は、冷房などを活用して熱中症対策に注意しつつ、できる限りの節電を呼びかけています。