インフルエンザと新型コロナ…年明け「同時流行」に注意を 厚労省専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、感染者は引き続き増加し、死者は過去最多となったとして、年明けのインフルエンザとの同時流行に注意が必要と報告しました。
専門家会議は、全国の新型コロナの感染者は増加傾向が続き、病床使用率が5割を上回る地域も多く、死者数はこれまでの最高値を超えていると報告し、冬休みが終わり学校が再開したあとのインフルエンザとの同時流行に注意が必要と指摘しました。
また、会議では新型コロナの類型見直しに向けて、専門家の見解案が示され、季節性インフルエンザと同じ「5類」になった場合に、入院調整が行われないことや治療費の公費負担がなくなることの懸念が示された一方、濃厚接触者への法律に基づく行動制限ができなくなることの影響は少ないなどとしています。