コロナ・インフル同時流行懸念…年末年始の診療注意呼びかけ
新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が懸念される中、厚生労働省は年末年始の診療について注意を呼びかけました。
23日、厚労省で新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行への対策を話し合う会議が行われ、東京・神奈川・青森・岩手・富山・熊本の1都5県で、季節性インフルエンザが流行の目安を超えたと報告されました。
現在、新型コロナウイルスの新規感染者数も全国的に増加傾向にある中、年末年始は医療機関の外来診療体制が通常の2割程度まで減少することが見込まれるとし、発熱した際の対応など注意を呼びかけました。
具体的には、重症化リスクの低い人に対しては、熱やせきなどの症状があれば自己検査し、軽症ならば健康フォローアップセンターに登録の上、自宅療養をすることを求めるとしています。
また、通常と医療体制が異なる中、緊急性の高い人を助けられるよう、総務省消防庁のホームページ上にある「救急車利用マニュアル」などをあらかじめ確認してほしいと呼びかけています。