コロナ感染 北日本は減少傾向 全国的には増加傾向
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、感染者について、北日本ではすでに減少傾向になりつつある一方、西日本では増加幅が大きく、全国的には、増加傾向が継続していると報告しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「新規感染者数は、全国的には増加速度は低下しておりますが、増加傾向が継続しております」
専門家会議は、全国の感染者の今週先週比は1.18で、増加速度は低下していて、北日本ではすでに減少傾向になりつつある一方、感染拡大が遅れて始まった西日本の地域では、全国より増加幅が大きいと報告しました。
また、高齢者施設や医療機関でのクラスターも増加傾向で、重症者や死亡者も増加傾向が継続していると指摘しました。
専門家は、「今後、年末年始でさらに接触機会の増加が懸念される」とした上で、年末年始に帰省する場合でも、発熱した際にどこを受診すればよいかなど、事前に確認しておくことも重要だと指摘しました。