新型コロナ「足下で横ばい」も首都圏や西日本で増加 厚労省専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、感染者は足下では横ばいになっているものの首都圏や西日本では、増加がみられると報告しました。
国立感染症研究所・脇田所長「増加速度が低下をしているというところでありますが足下で横ばい。一部地域では増加傾向が継続している」
厚労省の専門家会議は、感染拡大が先行した北海道や東北では、感染者が減少傾向となっているものの、首都圏や西日本では増加がみられ、全国的には緩やかな増加傾向だと報告しました。
また、現在はオミクロン株のBA.5が依然として主流であるものの、免疫逃避をしやすいとされているBQ.1系統が徐々に増えていると指摘しました。
BQ.1系統への置き換わりが進むヨーロッパでは感染拡大がみられるということで、今後の感染状況への影響が懸念されるとしています。