“夏の流行時より急速な増加ではない”厚労省専門家会議 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、新規感染者数は全国的に増加が継続しているものの夏の流行時より急速な増加ではないと報告しました。
国立感染症研究所・脇田所長「ほぼ全ての地域で(感染者の)今週先週比は1を上回っているということなんですけど、感染拡大のスピードはそこまでは速くないという状況」
厚労省の専門家会議は感染者の今週先週比は1.24となり、全国的に増加が継続していると指摘し、特に北海道では第7波のピークを超え過去最多を更新していると報告しました。
会議では現在主流のオミクロン株BA.5の流行が年内にピークを迎えるものの、感染者数が下がりきらないうちに欧米などで拡大するBQ.1系統などに置き換わり、再び感染が拡大する可能性があるとの意見が出されました。
専門家は「年末に向けて社会経済活動の活発化によって 接触機会が増加するため注意が必要」とした上で学校に通う子どもも含めワクチン接種が重要だと指摘しました。